2006年05月20日

ホテルリッツの「ダヴィンチコード」特別パッケージ

  映画化のロケは昨年7月にホテルリッツのシーンから始まりました。ホテルリッツのあるヴァンドーム広場は一般の通行を遮断して撮影したそうです。

  これまでにも多くの映画撮影に使用されたことがあるホテルリッツ。「ダヴィンチコード」のロケではトム・ハンクス扮する主人公のロバート・ラングドンが 512号室で就寝中に電話でたたき起こされます。そしてルーブル美術館へ向かうためロバート・ラングドンがホテルからヴァンドーム広場に出て来るシーンもあります。

  客室は撮影には狭すぎるので、実際の撮影はスタジオにホテルリッツの512号室を忠実に再現したそうです。もちろん家具やバスローブ、バスルームの白鳥型の蛇口や壁にさしこんだ鍵の形の電気スイッチなどの備品にまでこだわったセットだったそうです。

  ホテルリッツではロバート・ラングドンの足跡をたどるパッケージを実施中です。
ロバート・ラングドンの部屋に1泊 (空室状況により)
ルームサービスまたはレストラン「エスパドン」でアメリカンブレックファスト
リッツのマークを刺繍したバスローブ 1着
リッツ特製スケジュール帳 1冊
写真入り豪華版「ダヴィンチコード」(英文)1冊


  料金は670〜720ユーロ
  予約方法
    HP : www.ritzparis.com
    Tel +33 1 43 16 46 00 Fax +33 1 43 16 45 38
    Eメール:resa@ritzparis.com

ダヴィンチコードのテーマに関連したルーブル美術館のガイド付き見学もあるそうです。内容は小説の主人公のたどった道やロケの行われた部屋、物語に出て来る美術品の傑作の数々の案内(別料金、日本語も可)。
posted by Missa at 20:43| Comment(138) | TrackBack(0) | フランスで泊まる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月03日

特選ホテル2  ドゥアルヌネ

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     もう一度泊まってみたいホテルを厳選してご紹介します。

   
Le Clos de Vallombreuse ル・クロ・ドゥ・ヴァロムブルーズ ★★★


  ここはイスの町があったといわれている場所です。グラドロン王がここを治めていたときの繁栄ぶりはいまも語り継がれています。Parisパリという名前の由来は「イスのように美しいという意味である」とまことしやかに伝えられるほどだったのです。でもイスの町は海の底に沈んでしまいました。若者に姿を変えた悪魔にそそのかされ、王女ダユが水閘の鍵を悪魔に渡してしまったのです。こうしてイスは伝説になりました。

 このホテルには2度泊まりました。1902年に建てられたもので、部屋によって内装が異なりますが、木目の美しい家具が備えられていて、従業員も親切です。窓からトリスタン島が見える部屋もあります。内容的には4つ星ホテルにひけをとりません。価格はシーズンオフだったので夕食、朝食付きでシングル69ユーロ。ツイン101ユーロ。食事は、小皿、前菜とメイン、デザート付き。前菜は子えびのサラダか、羊の舌を選択。メインは魚のいためたものか牛肉のローストビーフ。デザートはコーヒー味のアイスクリームかミルフィーユでした。味はあっさりしていて、ヌーベルキュイジーヌ風で、とてもおいしかったです。ふつうにたのむと15ユーロのコースです。これで足りなければ追加しようと相談していたのですが、量も十分で満足できるものでした。

  ホテルに到着した時、廊下にある家具の上に見たことのないようなオレンジ色の猫が丸くなっていて、きれいな置物と思ってさわったら、本物の猫だったのでびっくりしました。食事を終えてそこを通った時にはもういませんでした。鍵を開け室内に入って心底驚いたのですが、私のベットの上で、さっきのオレンジ色の猫が寝ているのです。いったいどうやって入ったのでしょう。そっと撫でてみると、うれしそうにニャーと鳴いて大きく伸びをしました。魔法を使えるはずはないし、食事前は室内にはいませんでした。鍵は確かにかかっていたし、他には入り口はありません・・・気持ちを落ち着けようとバスルームに行くと、猫は後からついて来て、外へ出たいと催促するので、入り口を開けると、あっという間に闇に消えてしまいました。



  翌朝、朝食を食べた部屋の木の装飾は見事でした。3種類のパンがでてきましたが、クロワッサンはおかわりしたいほどおいしかったです。昨夜の猫の話をしていたら、いつの間にか現れて、そのまま私の部屋までついてきました・・・

    Le Clos de Vallombreuse
    7, rue d'Estienne d'Orves
    29100 Douarnenez
    Tél. : 02 98 92 63 64   Fax : 02 98 92 84 98
 ( 価格は以前のものですし、季節によっても違います。予約する時に確認してください )

 Douarnenez観光案内所

posted by Missa at 00:26| Comment(33) | TrackBack(0) | フランスで泊まる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

イタリア様式のビラで過ごしたクリスマス

parais     高校生のころ、クリスマスから正月にかけて玩具屋でアルバイトしていた。クリスマスイブは息つく間もないほど忙しかったのだが、帰りにはとても素敵なプレゼントが待っていた。12月24日に仕事をした全員に店長が大きなクリスマスケーキをくれたのだ。それに1月1日にアルバイトすると、お年玉ももらえた。今から考えると粋な計らいだったものだ。仕事を始めてからはクリスマスはいつもとかわらず働いていたからあわただしく過ぎてしまい、考え事をしている暇もなかった。

  さて、フランスでのクリスマス。1年目は風邪をひき込んでずっと寝込んでいた。日本人の友人がわざわざ食べ物を持ってきてくれて有難かった。そして2年目のクリスマスを迎えたのが、この写真の建物、le Palais Briauパレ・ブリオーである。ロワール川を下りAngersアンジェとNantesナントのちょうど中間にある。友達の親類が所有していて夏場は博物館およびホテルになっている。敷地面積は18ヘクタールあり庭も美しい。その年、所有者一家はメキシコに出かけていていなかったのだが、親類の人たち10人くらいとここに数日間宿泊した。
parais

  天井までの高さが5メートル以上あり、暖房しても寒くてみんな厚着していたことを懐かしく思い出す。それまでこんな大きな建物に泊まったことがなかったので、その規模に少々とまどった。François BRIAUが1854年に建てたもので、当時としては画期的な全館暖房がほどこされていたらしいが、今は機能していない。彼は鉄道のエンジニアとして冨を蓄え、イタリア風のビラを建てたのだ。中央入り口を入ると大きな階段がある。その天井に絵を描いたのはJules DaubanとLenepveuで、パリのオペラ座の装飾も手がけた著名な画家である。

  イブの夜はみんなで教会のミサに行き、もどってから夕食を食べた。大きなテーブルに銀食器が所狭しと並び、まるで夢でも見ているかのようだった。毎晩暖炉に火をともし、その前でブリッジをしたり、ビリヤードをしたり、全く日本とは異なる文化を体験したひと時だった。客室は4部屋しかないがどこもゆったりしたつくりで私は薔薇の間に泊めてもらった。

  その翌年だっただろうか。ロンドン行きの飛行機に乗って新聞Le figaroを開いたら、PALAIS BRIAUの記事が片面いっぱいに載っていて思わず「ここ知ってる」と言いたくなった。それから友人と一緒に2度訪ねたことはあるのだが泊まったことはなく、クリスマスが近づくとみんな元気かなと思う。娘さんが日本に留学していたこともあるので、日本のことにも詳しくとても親切なご家族である。

  昨年はちょうど今頃リヨン、ヌベールと旅していたが、今年はレンヌにずっといる予定だ。原稿がおわっていないので、パソコンの前にずっと座っていることになるだろう。せめてワインでも飲みながらがんばろう。

  PALAIS BRIAU ホームページ (フランス語、英語)
  Vieilles Maisons Françaises
posted by Missa at 18:34| Comment(26) | TrackBack(0) | フランスで泊まる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月30日

特選ホテル1 モン・サン・ミッシェル

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もう一度泊まってみたいホテルを厳選してご紹介します。

Le Relais Saint Michelル・ルレ・サン・ミッシェル ★★★★ 
世界遺産モン・サン・ミッシェルが見えるホテル

  いわずと知れたフランスでも有数の観光地Mont-Sanit-Michelモン・サン・ミッシェル。日本人観光客もたくさん来ています。ここは地理的にはNormandieノルマンディーとBretagneブルターニュの境界にあります。パリからレンヌ経由で行くのが便利で、レンヌからはバスがでています。

  このホテルには2003年11月に、ある歴史探訪の団体旅行で2泊しました。室内はとても広く調度品も洗練されています。各部屋にはテラスがあって、モン・サン・ミッシェルが見えました。写真と反対の壁際には長期滞在でもくつろげるように、チェストと大きな鏡が備えられています。もちろんテレビもありました。ここはモン・サン・ミッシェル近辺で一番豪華なホテルなのですが、約1.5キロ離れていますのでモン・サン・ミッシェルを満喫されたい場合は、城壁内部にあるホテルを選ばれたほうがよいでしょう。レンタカーを借りて旅行されるには最適ですし、食事もおいしかったです。

  ここは1888年創業のオムレツで有名なLa Mère Poulardラ・メール・プラールと同じ系列のホテルです。オムレツはフワフワで、みなさんが思ってらっしゃるものとはちょっと違います。やみつきになるほどおいしいとは思えませんので、そのつもりで召し上がってください。

  それから、モン・サン・ミッシェルにはガイド付きでないと入れない場所がたくさんあります。私はBeaux-Artsの建築の先生と一緒に6時間かけて、内部をすみずみまで見学したことがあります。塔の上部はガウディの教会のような印象をうけました。修道士たちが書き写した貴重な写本はAvranchesアブランシュの市役所に保管されていて、夏場は公開されています。今後これらを展示できる博物館を建築する予定だそうです。


   参考資料

L'abbaye du Mont-Sanit-Michelモン・サン・ミッシェル大修道院
Mont-Sanit-Michel観光案内Normandie観光案内
一般にフランスのホテルの料金は、季節によって随分格差がありますので、よくご確認ください。
フランス 巡礼の旅 田辺 保 著 朝日選書 2000
posted by Missa at 22:01| Comment(13) | TrackBack(0) | フランスで泊まる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする